平成29年度 第5回ソフィアメディセミナー 『訪問リハビリテーションのゴール設定』

開催日:9月23日(土) 9:30~12:30
講師:張本 浩平 先生(株式会社gene 理学療法士、代表取締役)
http://www.gene-llc.jp/

研修にご参加いただきました皆様、お越しくださいまして、誠にありがとうございました!今回の研修に参加された皆様から、「もっと聞きたかった」「繰り返し聞きたい」と、非常に満足度の高い研修であったとの声をいただき、私どもも大変嬉しく思っております。
本研修で学んでいただいたことを、ぜひ実践の中で活用していただければ幸いです。

【研修開催にあたって】
さて、今回の研修は、「訪問リハビリテーションのゴール設定」というテーマでした。長期介入が常となることの多い在宅分野において、曖昧になりやすい「ゴール設定」。そこにどのように関わっていくべきか、どのように対応していったらよいのか症例を通じて学ぶ、という目標のもとお話いただきました。

講師の張本先生は、介護保険下での訪問リハビリテーションが開始となった平成12年から訪問リハビリテーションに携わり、現在はセミナー・出版事業と介護保険事業を主とする株式会社geneを経営されております。しかし、張本先生にとって会社経営は「自分なりのリハビリテーションを『かたち』にする」ための手段であり、経営者である前に理学療法士である、と述べられていました。

本研修前に行ったアンケートでは、「訪問は、明確なゴールが設定出来ない事が多く、目標達成となっても惰性で訪問を継続する事が多い」、「訪問リハとしての法律上の指針や会社指針が明確でない」、「経験年数によって、ゴール設定が違うことがある。何を基準にベテランがゴールを決めているのか気になる」、「そもそもゴールという言葉の持つイメージが人によって異なるため、誤解を生じやすい」などの意見が挙がっておりました。今回の張本先生の講義は、臨床現場の声に応えるだけでなく、「自身の哲学」と向かい合う非常に濃い内容になっていたのではないかと思います。

【今回のポイント】
お伝えしたいことを挙げればキリがありませんが、できるだけ絞ってポイントをまとめてみました。
●生活期のリハビリテーションの終了を考える上で必要なことは、技術とエビデンスではなく『ビジョンと哲学』である
●ゴール設定については、事業所単位で方針を統一・共有する必要がある。
●リハビリテーションとは、「人間として当たり前のことを実践する心構え」のことであり、理学療法の技術と、リハビリテーションの技術は別物である。
●曖昧なゴール設定は、効果のない漫然としたリハビリテーションを誘発する。ゴール設定を考える上で絶対に欠かせないことは、個人因子と環境因子の把握・掘り下げである。

【今回の研修を受けて】
張本先生の臨床経験の中で、「お客様とどう向き合ってきたか、どんな失敗をしてきたか」などの多くの事例を交えたお話を聞くことができました。と、同時に「張本先生は『こう』向き合ってきた。では、自分は?」と受講生ひとりひとりの臨床観、人生観、在宅という現場で出会う剝き出しの命とどう向き合うか、を問いかけられる内容だったかと思います。ひたむきにリハビリテーションと向き合うこと、自身の哲学を確立していくことの大事さを痛感させられた研修でした。

教育・研修事業部 作業療法士 中村



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