ある訪問看護師のつぶやき②【季節が移り変わる時に思うこと】

家の近くに銀杏の木(臭いほう)があります。あまりうれしい感じはしないのですが・・。学生時代、私の友人がある日「冬の匂いだ」と突然言いました。季節を感じるものが何もない所で。なんと空気だけでそう言ったのです。キンモクセイがあれば私も、あ~まだ暑いけど秋が来たんだぁとは思います。でも、その友人はどこで冬を感じたのでしょうか?

img_1956訪問に出るスタッフを送り出すとき、「桜が五分咲きです」「木蓮が開きました」「トンボが飛んでました」など季節を感じる外の様子をお客様にお伝えしてね、と話すことがあります。家の中だけの生活を送っている方に少しでも外界に思いを馳せてほしいのです。訪問看護は、お宅に伺ってケアをして終わり、ではありません。ご家族も含め、ご自宅で生活をしている方の心(こころ)にも寄り添うことが大切ですよね。そういう面でも深く関わってほしいと思います。暑い日、台風、大雪の日があっても、この仕事を続けられる理由の一つは、訪問をしている私たちも季節を感じて心地良いという気持ちになるからではないでしょうか。温度、匂い、空気を感じましょう!

さて今月は勤労感謝の日を迎えます。どんな日でしょう。みんなひとりでは生きられない、食料やその他、生活に必要なものを生産する人、流通にかかわる人、ショップの人、私のお休みの日に働いている人、などなど様々な人に助けられながら私たちは生きています。もちろん私たちも何らかのお役には立っているはず。お互いに感謝しあいましょう、という日。かなり大ざっぱですが・・。看護師としての職業はボランティアとは違います。正しい仕事をして正しい報酬をもらう、当たり前のことです。経営者は決められた報酬でどうすれば従業員の生活を守れる給料が出せるかを一生懸命考えています。皆さんの会社の社長さんにも感謝を忘れずに!! そして、働く私たちはプロです。プロとしての知識や技術や「心」はお給料に見合ってますか?患者さん、利用者さん、お客様、その方たちに対してプロのサービスを提供していますか?答えはお客様がもっていますよね。途中で担当を断られることありますよね、残念ですが。ほかにいないから無理をしてでも受け続けなければ、というお客様もいるかもしれません。人ですから好き嫌いはあります。相性が・・。と言い切っちゃうことありますよね。その前にもっともっと、どう接すればよかったかうーんと考えてください。相性が・・というお客様を減らせるかどうかはわかりませんが、「私のお客様への苦手意識」は減り、そのお客様を好きになるはずです(経験あり)。これからも多くのお客様に喜んでいただけるようなプロに成長し続けたいなと思う今日このごろです。

寒くなりました。暖かくして、あの暑かった夏を思い浮かべながら(私だけ??)頑張りましょう。行ってらっしゃい!!

訪問看護師:なおこ