総合職(運営サポート業務スタッフ)採用のススメ

ども、管理人の上原です。まさに三寒四温の11月ですが、いかがお過ごしでしょうか? 本日は、人事採用面でのお話しをしたいと思います。

%e5%b7%9d%e5%b4%8e%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%80%e3%83%bc多くの訪問看護ステーションの場合、管理業務や訪問業務の傍らで、管理者自身が地域営業(広報活動)を兼務していることが多いかと思います。時にクレーム対応や事故処理、各種勉強会の準備や調整、また日常のルーチン業務としても接客対応、勤怠管理~備品管理、庶務、雑務その他・・・数え上げれば切がない業務量をこなしているのではないでしょうか。時間がいくらあっても足りない、などと熱心な管理者さんであればあるほど、ワークライフバランスの調整に苦心している声が聞こえますが、体調はいかがでしょうか? やはり体力には限度がありますし、精神的にも追い詰められてくることもあるのではないでしょうか。そうならない為には、やはり業務構造を見直すことが肝要かと思います。その中で、人事的な対応策としては、考え方が2通りありますが、

①管理者が気合で業務をこなし、利益が出てきたら事業所をサポートする「総合職」を採用する。

②固定費の面で当初は持ち出しが多く厳しいが、最初から「総合職」を採用し、訪問業務とその他の運営サポート業務を完全分業にする。

どちらも結果的には同じこと、と思われがちですが、実は歴然と差が生まれます。まず、①の場合は、総合職を雇う前に管理者が疲弊しきってしまうでしょう。気合いが続くのは3カ月が限度、と心療内科のDr.に教えてもらったことがあります。事業の効率や発展性、収益性を考えた場合ほとんどの場合、②の方法が有効であり、事業所は確実に安定します。・・・というよりそもそも、②の考え方こそが一般社会においては事業運営の常識的な方策になります。

仮に「現場でのサービス提供」を「商品」と捉えた場合、、、
たとえば工場で商品を製造しながら同時に販売も行う人は居ない、というのは創造できるかと思います。また、農家では大根を栽培しながら同時に販売はできないので、農協に販売代行をお願いしたりします。餅は餅屋、という言葉にもあるとおり、作るのが得意な人、売るのが得意な人、人それぞれ得意な領分があるわけで、訪問看護ステーションにおいても、現場と、運営サポートは分業した方が事業構造は円満に回ります。
ちなみに私の経験・見解ですが、運営サポート業務をする総合職は、医療・介護業界未経験の人の方が、良い仕事をします。「えー?」と思われる方もいるかと思いますが、医療・介護業界の知識や常識がかえって足かせになることもあります。たとえ足かせにならない知識を持っていたとしても、異業界の営業・販売業経験者というのは、ほんとうにサービスや商品PRをするのがうまい!! 看護サービスの仔細説明やアセスメントはできませんが、それ以上の費用対効果として、相手に対して興味を持たせ、販促する術に長けています。(もちろん、そこそこ優秀な営業マンであること前提ですが)
お客様を喜ばせてリピーターを作ることを生業としている総合職と、徹底的に親身・丁寧なお客様サービス提供を実践する現場担当者がコラボした事業所は、とにかく活気があり、当然、ゆくゆく収益面もついてきます。

経営者や管理者は、様々な考え方で事業所経営をやりくりしているかと存じますが、運営サポート業務スタッフ(総合職)が機能している事業所は間違いなく、様々な点でうまくいっている事例があまりにも多いと、筆者は実感しています。

訪問看護ステーションが全体としては増加傾向の中ですが、うまくいっていない事業所、廃止になった事業所もあります。今回は、うまくいっている事業所の人事策に焦点をあて、一例をとりあげてみました。

管理人
上原 良夫