STトピック⑤ 失語症と認知症

皆様あけましておめでとうございます。(もう10日ですが…)
本年も訪問看護エデュケーションパーラーをどうぞよろしくお願い致します。

%e3%81%b5%e3%81%8f%e3%82%8d%e3%81%86%e9%8f%a1%e9%a4%85新年といえば、初夢ですね。皆さんはどんなものを見ましたか?私はきれいさっぱり忘れてしまいました(笑)。なんで覚えてられないのでしょうね、嫌な夢ははっきり覚えているのに…。
初夢といえば、一富士二鷹三茄子…。皆さん後半はご存知ですか?四扇五煙草六座頭、というそうですよ。どうしてこれらが縁起ものなのか諸説あるようなので、由来とかを調べてみると、面白そうですね。調べているうちに印象に残って、夢に出てきたりして(今更遅いか…)。

さてさて、余談が長くなりましたが、今回のSTトピックは、失語症と認知症の違いについてお話ししていきたいと思います。

「うーんと、あれあれ、あれだよあれ、なんて言ったっけ?」

話している相手が物の名前を思い出せないとき、それが頻繁に起こるとどう思いますか?大変、認知症になっちゃった!と感じる方も多いのではないでしょうか。でもちょっと待って!それ、ほんとに認知症ですか?

前回まで失語症のお話をしてきましたが、失語症では言葉が障害されて、うまくコミュニケーションが取れなくなります。ほかの人からの言葉が理解できなかったり、自分の言いたいことをうまく言葉に変換できなかったり。では、認知症では?
認知症では、記憶の障害とともに、判断能力の障害などが起こります。何かをやろうとして、やり方が思い出せない、やってる途中でわからなくなってしまった、などの症状が起こります。「そんなことあったっけ?」と、出来事自体を忘れているのも特徴ですね。

言葉が出てこない、それだけを見たらどちらも変わらないように思うかもしれません。でも失語症の方は判断能力は保たれています。言葉が出ない症状も、その理由は全然違うんです。そんな症状が出てくる前には何か兆候のようなものはなかったですか?脳梗塞、脳出血などの後であれば要注意。また、大きな兆候がなかったとしても、油断はできません。
失語症の方は自分の意志はしっかり持っています、判断能力も保たれています。そんな中で自分の意志を蔑ろにされるような対応をされると、自尊心を傷つけ、回復への意欲を削がれてしまうこともあります。(もちろん認知症の方もそうですが)
おかしいな、と思ったら、まずは専門家に相談してみましょう。

ソフィアメディ
教育・研修課:若尾