STトピック⑦ 構音障害

こんにちは、第7回STトピックのお時間がやって参りました。
もうすぐお彼岸ですね。(話題のチョイスが渋いか…?)お彼岸といえば、牡丹餅や御萩ですよね。この二つはよく似ていますが、どこが違うのか。まったく同じものだけど、時期によって呼び分けている、という説もあれば、そもそも作り方が違うので、厳密には違うものだ、という説など、諸説あるようです。最近は黄な粉や黒胡麻など、いろいろな種類も出ていますよね。季節ものとして、楽しく美味しくいただきたいものです。

さてさて、今日は構音障害について少しお話ししていこうと思います。構音障害という言葉、あまり聞き慣れないですかね。簡単に言うと、言いたい言葉がうまく発音できない、という障害です。そもそも「構音」っていう言葉自体、なじみがないですよね。「調音」とも言いますが、言葉を発音するために音を作ることを言います。例えば、「ぱ(pa)」と言うとき、唇を閉じて、それを破裂させるように息を流して「p」の音を出し、そこに「あ(a)」の音を乗せて出しています。こうして音を作るときに、口などの構音器官の形を変えることを「構音」といいます。(ちなみに、この「p」のように、破裂させて作る音を「破裂音」と言います。)構音障害の方は、この構音のための運動が上手くいかないために、発した言葉、音が歪んでしまうんです。

※構音器官とは・・・構音、つまり話したい音を作るときに使用する部位のこと。
          舌、唇、歯、歯茎、口蓋など。

さて、単に構音障害といっても、その原因によって、いくつか種類が分けられています。

器質性構音障害・・・舌癌などの後天的なものや、口唇裂・口蓋裂など先天的異常な
          ど、構音器官の器質的な異常によるもの
機能性構音障害・・・口腔や舌など、構音器官に明らかな異常がないにもかかわらず
          発音が不正確、不明瞭なもの。
          小児の発達過程によるものが多い。
運動障害性構音障害・脳梗塞・脳出血などの脳の障害によって、構音器官の運動機能
          が障害されたもの。

このように、それぞれの方が、それぞれの事情で構音障害を抱えています。自然に治るものもあれば、訓練をしないと良くならないものもあります。その訓練も言語聴覚士の役割です。小児、成人問わず(病院によりますが)対応しますので、気になったら相談してみるといいかもしれませんね。

教育・研修課
若尾